日本の伝統行事は家族の幸せと成長を願う、心を受け継ぐ大切な文化です。

破魔弓

破魔弓(はまゆみ)は、

その名の通り「災いを破り、魔を祓う」

お守りとして古くから親しまれてきた飾りです。

弓と矢は本来、

身を守るための大切な道具であり、

その力強さから邪気を退け、

悪いものを近づけない特別な力を宿す

と考えられてきました。

お正月に破魔弓を飾るのは、

「悪いものを寄せつけず、

男の子が健やかに成長しますように」

という願いを込めた、

日本ならではの美しい風習です。

羽子板

羽子板にはもともと、

実際に羽根突きに使うものと、飾りとして用いられるものの二種類がありました。

羽根突き用の羽子板には、

板の表面に梅の枝を描いたり、宮中の正月行事で邪気を祓う「左義長(さぎちょう)」の様子が描かれ、「魔除け」の意味が込められていました。

お正月に羽子板を飾る風習や、初正月に羽子板を贈る習わしには、“邪気をはね(羽根)のけ、健やかに育ってほしい"という温かな願いが込められています。

雛人形

雛人形は古くから、「お人形の体を撫でて厄をうつす」という習わしから、
撫でもの」と呼ばれてきました。
お子さまを守る身代わりとしての役割があり、
お雛さまを撫でることで、穢れや災いから身を守るとされています。
大切なお子さまの健やかな成長を願う、
日本ならではの温かな風習です。

鎧・兜飾り

端午の節句は、五月五日に菖蒲やヨモギで災いを祓う宮中行事から始まり、「菖蒲」と「尚武」の語が重なることから、男の子の健やかな成長を願う日として広まりました。
鎧や兜は厄を移す「撫でもの」とされ、お子さまの“現身”として撫でることで、穢れや災いから守るお守りと伝えられています。